ソーラー発電のメリット・デメリット
ソーラー発電は導入コストが高額という以外に目立ったデメリットがない素晴らしいシステムですが、あらためて振り返る意味でもこのシステムのメリット・デメリットについて見ていきたいと思います。それでは先にデメリットから。
デメリットの一番目にあげられるのは、冒頭でも触れた通り導入コストが高い点です。1kwあたりのシステムの工事費が仮に65万円だとすると、3.5kwのシステムの工事費は単純計算で228万円。住宅の床面積が38坪だとすると、これも単純計算で坪あたり6万の坪単価増となります。ただし近年は住宅のローコスト化が進みましたので、2003年前後の大手ハウスメーカーの平均的な坪単価(坪あたり58万円~67万円ぐらいか)で建築することを考えると、これを下回る坪単価でソーラー発電の住宅を建築することは、今は可能です。つまり高いか安いかは、考え方次第だとも言えます。
それに太陽光発電を導入すれば高熱費が抑えられますから、確実に月々の支出が軽減されます。おそらく年間ベースでみると、その軽減分で、ソーラー発電システムを導入したことによって増えた、住宅ローン支払増額分を十分カバーできるはずです。また導入するにあたってはそうした計算をした上で損か得かを判断すればと思います。
システムのデメリットとしては、他にも発電量が天候に左右され一定でないという点もよくあげられますが、こればかりは仕方のないことではないでしょうか。仮に天候に左右されないソーラー発電システムとなると、それこそ、さらに高額な機械になるでしょうし、システムの可働箇所が増えるはずですから、おそらくメンテ回数が増えたり、耐用年数が短くなったりということにつながると思います。
それではメリットです。まず前の話とつなげますと、維持・メンテナンス性の高さをシステムのメリットとしてあげておく必要があるでしょう。ソーラー発電システムは可働箇所がほとんどなく、且つ燃焼部分は全くありません。パワーコンディショナー以外は、比較的長寿命な設備と考えて良いと思います。ただし定期点検はぜひ実施していただき、不具合や能力低下を早めに察知するように心がけることは最低限必要でしょう。
また発電した電気は自宅で使うだけでなく売ることもできるというのは、ソーラー発電システムの最大の魅力と言って良いでしょう。売電できるおかげで、住宅のランニングコストはかなり削減出来るのです。たとえイニシャルコストが高額でも導入してみようと考える方が多いのは、売電のメリットが大きいからです。
それに近年頻発している化石燃料の高騰の影響も、ソーラー発電システムを導入していればほぼ回避できます。これは太陽光、地熱、ヒートポンプなど、枯渇することがなく無料で使える自然エネルギーをベースに考えられたシステムに共通して言えることでもあります。
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